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AHC便り◆自分をネグレクトしている?

A H C か ら の
お 便 り ◆ No.362


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季刊『Be!』副編集長のTです。

あっという間の12月。
今年は寒暖差の関係で紅葉が鮮やかだと、ニュースで連呼していました。
墓参りに訪れたお寺のもみじは、どれも赤すぎる…。
橋のたもとの一本も、赤すぎる…。
ふだんはそんな文句など言わないのに、期待値があまりに上昇していたようです(汗)。
いちょう並木の黄金は、例年通り無心に味わっています。


今回は、増刊号キャンペーンのお知らせなどです。
19日までの期間限定なので、お見逃しなく。


∞∞∞ 本日のメニュー ∞∞∞

1.自分をネグレクトしている?

2.19日までのキャンペーン

3.しゅーっと小さくなった親

4.記念号にぜひメッセージを!

5.年末年始のお休み


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1.自分をネグレクトしている?
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『Be!』をご購読の方は、149号がお手元に届いた頃かと思います。
特集より、ご紹介します。

PART1では遠藤嗜癖相談室・室長の山本由紀氏が、相談場面で出会う「めんどくさい」について、3つのキーワードで語ってくださいました。

キーワード1「未来像の喪失」
キーワード2「セルフネグレクト」
キーワード3「逃げ癖」

その中身をちょこっとだけ…

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相談室のクライエントで、この言葉を始終使う場合には、注意が必要なサインであることが多いです。
たとえば虐待サバイバーの人たちのPTSDの症状の一つに「建設的な未来像の喪失」があります。トラウマを抱えた人が言葉にする「めんどくさい」は、まさにこれだと思います。
この先の未来が描けない。考えることも面倒だ。だから不快な状態でも「別にこのままでいい」となってしまう。

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セルフネグレクトは、一般には「高齢者が社会的に孤立してゴミ屋敷に住んでいる」みたいなイメージかもしれませんが、言葉自体の意味としては、文字通り「自分をネグレクトしている」ことです。
カウンセリングの中で、自分のことをおろそかにしている、と説明すると、ピンと来る人が多いです。
単に、依存症家族や機能不全家族で育ったACです、というだけでは、どうすればいいのかわからないけれど、「そうか今まで私は、自分のことをおろそかにしてきたんだ」とピンとくれば、次のステップが具体的に見えてきます。

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たいていの人は、めんどくさいことでも、必要となったら最終的にはなんとかするじゃないですか。ところが、とにかく逃げっぱなしというパターンを繰り返すんです。
逃げた一瞬は楽になるのでしょう。でもその結果、信頼を失い、社会的な自分を傷つけてしまいます。

アディクションの回復やACの課題に取り組むにあたっては「問題解決」や「後始末」が伴うことも多いですが、逃げ癖があると、向き合うのが大変です。
(中略)
現実的な対応を考えつつ、なぜこういうことになっているかACとしての自分を振り返る中で、少しずつ気づいて変わっていく人もいます。そうやって生きて来ざるを得なかった、不完全だけれど価値のある自分を実感するようなプロセスを進みます。

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特集では、日常レベルの「めんどくさい」を減らす知恵や、発達の特性に応じたヒントまで、3人の専門家と考えます。

季刊『Be!』149号
https://www.a-h-c.jp/magazine/9225

年間購読がお得です!
https://www.a-h-c.jp/magazine/5719


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2.19日までのキャンペーン
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季刊『Be!』増刊号のお得なセットが登場です。
『Be!』を年間購読されている方やASKから直接ご購入の方は、149号と一緒に増刊号全冊が載ったご案内も届いていると思います。照らし合わせてご覧ください。

さて今回、バックナンバーを3つのエリアに分け、それぞれのエリアでセットを組みました。

Aセット 依存症の治療と回復
Bセット 依存症者の家族
Cセット AC・トラウマと世代連鎖

いずれも3冊で、通常価格 3,300円(税込)のところ、
セット価格 2,700円(税込/送料無料)です。

※12月19日(月)13時までの期間限定

各セットの内容は次の通りです。

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Aセット 依存症の治療と回復
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●増刊号No.22 アルコール・薬物・ギャンブル依存
こうして治療につながった!

初めて専門治療や自助グループにつながった「その日」に焦点をあてたリアルな証言集です。
回復へと一歩を踏み出す瞬間、何が起きているのか?
どんな働きかけが、その一歩に結びついたのか?

●増刊号No.24 はまった理由 依存症回復者80人の声

アルコール・ドラッグ・処方薬・タバコ・食べ物・ゲーム・ギャンブル・買い物……
80人の当事者が、依存症とは何かを自ら解説する1冊です。
どんなふうに始まり、どう進行していったのか、抜け出すきっかけは?

●増刊号No.26 この一冊で「自助グループ」がわかる本

依存症を中心に、さまざまな自助グループをめぐる当事者の体験をとりあげました。
初めて行った日。居場所と感じた日。足が遠のいた理由。グループ内での問題をどう乗り越えたか。新しくグループを立ち上げた経緯。グループに協力した治療者からの「自立」の苦労なども語られ、関係者必読!

https://a-h-c.jp/magazine/9272

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Bセット 依存症者の家族
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●増刊号No.15 終わらない「家族」という関係

世代を超えて引き継がれた問題。重いしがらみとの闘い。変化や断絶。新しいステージ。そして、守りたいもの、伝えたい思い。
――ぜひ読んでほしい、圧巻の手記です。

●増刊号No.23 家族はどうしたらいいのか?

アルコール・薬物・ギャンブル依存症と摂食障害の家族による体験集です。基礎知識&アドバイスも満載。
回復につながったきっかけ。問題が長引いているとき、その渦中を生きる知恵。「やめてから」も起きてくる問題への対処。本人が亡くなった家族の体験も。

●増刊号No.27 依存症家族の困りごと 解決&支援マニュアル

アルコール・薬物・ギャンブル依存症をテーマに、「暴力」「離婚」「逮捕」「借金」などをはじめ、具体的な問題解決にぐっと迫る内容です。
家族の体験、各専門家によるノウハウや解説、マニュアルで構成しています。
本書が生まれたきっかけは、依存症の家族団体4つがコラボして厚労省に対策を申し入れたこと。互いの連携を通じて、支援ニーズの違いも明らかになったのです。

https://a-h-c.jp/magazine/9278

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Cセット AC・トラウマと世代連鎖
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●増刊号No.18 ACの生きる力!

怒りを感じていい! 悲しくてもいい!――16人の手記は痛みに満ちています。同時に、力に満ちています。 
回復のゴールはどこにある? いつになったら楽になれる?――Q&Aや解説も。

●増刊号No.20 人生ガイドブック

ACや依存症者には、人生ステージごとに高いハードルが立ちはだかることがあります。親からの自立、仕事、恋愛・結婚・子育て、親の介護、配偶者の死……。
リアルな手記と、ガイドとなる解説です。

●増刊号No.21 「死にたい」「生きたい」の間に何があった?

アディクションは「緩慢な自殺」とも言われます。そして回復は生きることへの方向転換です。
子ども時代から死が隣にあったACたちの手記。自傷についての専門家の解説。スタッフとして経験した仲間の死。遺族の手記。グリーフのプロセス。
生と死のはざまにある思いを凝縮した1冊が「生きることへの橋渡し」となりますように。

https://a-h-c.jp/magazine/9280


※いずれも、12月19日(月)13時までの期間限定販売です。


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3.しゅーっと小さくなった親
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増刊号の紹介文を考えようとバックナンバーを手にとったのですが、パラパラと全体を見るつもりが、つい、手記を読み始めてしまいます。

あれもこれも、手にとるなり読みふけってしまい、本当に正直なおすすめの気持ちを言うなら「とにかく読んでください」のひとことで終わってしまいます。

そんな中から、2つほどご紹介します。まずは、

●増刊号No.15 終わらない「家族」という関係
より、M子さんの手記。亡き夫がノートに書きとめていたという川柳からどうぞ。

**

遠廻りしながら女房酒の事

夢一つ一つ潰していて夫婦

おやじ馬鹿それだけ聞いて床の冷え

まだ生きてやると奥歯が鳴っている

娘の頬をぶった掌と居る日が落ちる

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●増刊号No.20 人生ガイドブック
専門家のコラムより、ACと、親との関係について。
(久世恭代氏)

**

たとえ話をします。
一人の赤ちゃんが、お乳を一生けんめい吸おうとしています。なかなか出ないので乳首に噛みつきます。
……でも大きくなって、いったんお乳から離れてみると、ああ、このお乳はこれ以上出ないんだ、いくら噛みついてもダメなんだ、とわかるのです。

この気づきは大きな喪失感だし、お乳から離れるためには他に栄養をくれるもの(周囲にいる人たちの、少しずつの愛情や、少しずつの充実感や、少しずつの楽しみなど)が必要です。

**

「死んだ親」との関係も、時間とともに変わっていくものです。
ある人は、こんな夢を見ました。
亡くなった母親がきつい顔でわめいています。以前なら耳をふさいだり、逃げるしかない場面です。
ところがその人の口から出たのは「お母さんも大変だよね。お母さんなりに、よくやって来たんじゃないの?」という言葉でした。
すると、鬼のような顔でわめいていた母親が、しゅーっと小さくなっていったのです。

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何が終着点ということはありません。
ずっと嫌いなままでもいいし、許せないままでもいいのです。けれど少なくとも、親は自分を圧倒するような脅威の存在ではなくて、大人になった自分の「世界の一部にすぎない」ことに気づくと、生きていくことはずいぶん楽になります。

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どの1冊も、とても濃いです。
この機会にどうぞ!

増刊号のラインナップ全体を見てみたい方は、こちらです。
https://www.a-h-c.jp/items/be-ex


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4.記念号にぜひメッセージを!
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来年3月発行の『Be!』は150号です。
何か記念になるキャンペーンをと、目下スタッフであれこれ話し合い中です。

読者の方からのメッセージも熱烈募集します!

◆『Be!』との出会い、教えてください。

前身である『アルコール・シンドローム』時代から通算150号、よく続いたものだなと思います…。
あなたが『Be!』を初めて手にとったときのこと、もっとも印象に残っている記事、そのほか、『Be!』にまつわるあなたの思い出やエピソードを送ってください。

(ちなみにTが初めて記事を書いたのが『アルコール・シンドローム』11号です。出会いのきっかけは、別の雑誌の取材でASKを訪れたことです。家族や自分に思い当たることがありすぎて、気づいたら一日粘って事務所にいました)

◆人生が「変化した」時のことを教えてください

特集では、生き方が大きく変わった瞬間に何が起きていたのか、を考えたいと思います。

いわゆる「底つき」はその代表格ですが、どこまでいっても「底」にならず事態を悪化させてしまうこともあります。なぜ、そのときが自分にとって「底」となったのか……?

ほかにも、変化を呼び寄せた行動、出会い、希望、絶望からの開き直りなど、あなたの人生が大きく変化したときのことを、教えてください。

依存症当事者やご家族、ACの方々はもちろん、援助職にとっての「人生の変化」もぜひ。

◆ACにとっての、親との関係の変化について

親との関係性は年代によって変わってきますが、依存症家族や機能不全家族で育った人、また虐待サバイバーにとっては、それがなかなか自然にいかない場合が多いと思います。

親のもとから「脱出」する難しさ、大人としての境界を保った関係づくりの難しさ、さらに親の介護・看取りといったステージをどうするのか……。

自分はこうやって乗り切ったという体験、今まさに悩んでいること、関係の変化の中で気づいたことなど、なんでもお寄せください。

……以上、このメルマガへの返信でも、
下記の投稿フォームでもOKです。
https://www.a-h-c.jp/article/6245

みなさんのお声をお待ちしています!


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5.年末年始のお休み
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ちょっと気の早いお知らせですが。

ASKのオフィスは12月29日(木)~1月4日(水)、年末年始のお休みをいただきます。

オンラインショップは、12月27日(火)までの受付分を、年内の発送とさせていただきます。
12月28日(水)以降にいただきましたご注文やお問い合わせに関しては、1月5日(木)より順次、対応させていただきます。

***

そんなわけで、今年最後のメルマガとなります。

(さすがにまだ年末の実感は薄いですが、『Be!』連載の執筆者の方々とは、「年内に原稿をなにとぞ!」という交渉が開始されております…)

みなさま来年もどうぞよろしくお願いします。


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また、ホームページの内容を紹介したい方は、事前に下記まで
問い合わせてくださいますよう。
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